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アメリカンヴィンテージが唸るクラブマンロードレースの世界へ

PHOTO:@nosukemotophoto

アメリカンヴィンテージバイクがサーキットで火花を散らす「A.V.C.C.(American Vintage Circuit Championship)」レース。その中でも注目のFSCRクラスに、BLUCOが今年度より初参戦を果たした。

去る4月20日(筑波サーキット)、そして7月6日(富士スピードウェイ)と2戦が開催され、
会場にはオールドVツイン特有の乾いたエキゾーストノートが響き渡り、観客を魅了。
ヴィンテージでありながら、実戦で走ることでしか得られない本物の迫力が、そこにはあった。

そしてこのA.V.C.C.は、日本で長い歴史を誇るクラブマンロードレースとしても知られている。
1996年からMCFAJ(モーターサイクルクラブ連盟)が主催し、アメリカ製ヴィンテージバイクのみを対象とする独自レギュレーションが最大の特徴。
その「縛り」があるからこそ、パーツひとつ、仕立てひとつにこだわる熱いバイクビルダーとライダーたちが集い、唯一無二のレースカルチャーが育まれてきた。

“作り手であり競技者”によるマシンビルド

今回がBLUCOとして初のレース参加となり、代表・青木が駆るマシンの製作は、信頼を寄せるJOYRIDE SPEED SHOP・西田氏に依頼。

西田氏は、自身もこのA.V.C.C.の競技者であり、表彰台常連の実力派ライダー。“作り手であり競技者”という稀有な存在によって作り上げられたマシンは、見た目の美しさだけでなく、実戦で戦える機能性と信頼性を兼ね備えている。

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INTERVIEW|青木:BLUCO代表/ライダー

─ レースに出ようと思ったきっかけは?

昔から漠然とロードレースへの憧れがありました。
昨年、友人が参戦しているAVCCのレースを見学しに行ったのですが、その雰囲気に一目で心を奪われました。“60歳 これがLAST CHANCE!”と思い、旧知の西田くんに相談したのがきっかけです。

─このマシンができるまでの経緯は?

マシンを製作してくれた『JOYRIDE』の西田くんは、すでにAVCCでもライダーとして実績を残している敏腕ビルダーです。昔からの友人で、僕のモトクロスやストリートでの走りもよく知っていたこともあり、全面的に信頼して製作をお願いしました。僕からの唯一のこだわりは、“ストリートからそのままレースに出ている感覚”を大切にしたかったので、あえての正シフトでシフトパターンを選んだことだけです。あとは100%西田君にお任せです!

─最終戦に向けて意気込みをお願いします。

せっかく出場するからには、もちろんもっと良い結果を出したいという気持ちはあります。でも、それ以上に大切にしているのは、“ただバイクが好きなだけの自分のようなおじさんでも、どれだけ純粋にレースを楽しめるか”ということ。その姿を、友人たちをはじめ、多くの方に実際に見て感じていただけたら本望です。ぜひサーキットまで足を運んでいただき、一緒にレースの楽しさを味わってもらえたら嬉しいです。

MACHINE SPEC

ベース車両:1980 HARLEY-DAVIDSON FLH

エンジン:S&S Cycle 88ci

キャブレター:KEIHIN FCR

マフラー:JOYRIDE SPEED SHOP製

リアサスペンション:HYPER PRO

タイヤ:BRIDGESTONE

ペイント:S PAINT WORKS

TEAM BLUCO


レース当日、オリジナルユニフォームを作成し、チームBLUCOの一体感がさらに高まりました。会場でも多くの人に好評だったTシャツは、来季の販売を予定しています。


NEXT RACE

今季最終戦となる次回レースは、2025年11月9日(日)、筑波サーキットにて開催予定。一般のお客様も入場料をお支払いいただければ観戦可能です。ぜひ会場に足を運んでいただき、ヴィンテージバイクが繰り広げる熱い走りを、肌で感じてほしい。

また、7月6日に富士スピードウェイで行われた前戦の模様は「リッキーズチャンネル」にて8月中旬頃に配信予定です。現地にお越しいただけなかった方も、ぜひレースの様子をチェックしてみてください!

リッキーズチャンネル